【冬の電気代】暖房費を抑える設定と使い方|エアコン併用でいくら浮く

11月に入って暖房をつけ始めると、私はいつも同じことで迷います。設定温度を何度にすれば、寒くならずに電気代も抑えられるのか。去年は寒さに負けて温度を上げ、そのまま春まで見直しませんでした。
結論として、冬の暖房で決めることは3つだけです。1つ目は、室温20度を目安にすること。2つ目は、エアコンのフィルターを月に1〜2回掃除すること。3つ目は、サーキュレーターで暖まった空気を足元へ回すことです。資源エネルギー庁の試算を並べると、設定温度を21度から20度に下げて年約1,650円、使う時間を1日1時間短くして年約1,260円、フィルター掃除で年約990円です。3つとも道具を買わずに始められます。
節約の全体像はこちらです。
室温20度が目安|設定温度と室温は別物
環境省のウォームビズでは、冬の室温は20度が目安とされています。ここで気をつけたいのは、目安になっているのが室温だという点です。リモコンの設定温度を20度にしても、断熱が弱い部屋では足元がもっと冷えていることがあります。
私の部屋も、窓際と部屋の中央では体感が違います。設定温度だけを見て「20度にしたから大丈夫」と思うより、自分のいる場所の寒さで判断したほうが、結局は無理がありません。寒いと感じたら、設定温度を上げる前に、サーキュレーターや重ね着で足元の寒さを解消できないか試す。順番はそのほうが、電気代の上がり方が穏やかです。
試算表|3つの工夫でいくら浮くか
資源エネルギー庁の「冬季の省エネメニュー(家庭)」の試算から、エアコン暖房の工夫を抜き出すと次のとおりです。
| 工夫 | 節約額(年) | 条件 |
|---|---|---|
| 設定温度を21度から20度にする | 約1,650円 | 2.2kWのエアコン、外気温6度、1日9時間 |
| 使う時間を1日1時間短くする | 約1,260円 | 設定温度20度の場合 |
| フィルターを掃除する | 約990円 | 目詰まりしたエアコンと比べた場合 |
3つを単純に足すと年約3,900円になります。ただし、条件がそれぞれ違う試算です。合計額は「年数千円の規模感」として受け取り、自分の部屋の広さや契約プランでは金額が変わると考えてください。
この表で選択が変わるのは、どこから手をつけるかです。設定温度は今日から変えられます。フィルター掃除は週末に1回やれば、そのあとは月に1〜2回の習慣になります。使う時間を短くするのは、外出や就寝のタイミングとセットで考えると無理がありません。
フィルター掃除|月1〜2回で年約990円
フィルターが目詰まりすると、エアコンは同じ暖かさを出すのにより多くの電気を使います。掃除の手順は、フィルターを外してほこりを落とし、汚れが強いときは水洗いして乾かすだけです。メーカーによって外し方が違うので、最初だけ説明書を確認してください。
月1〜2回という頻度は、暖房シーズンに入る前の1回と、シーズン中の掃除で回せます。私は、月初めの週末に掃除機と一緒にやることにしています。別の家事と結びつけておくと、忘れにくくなります。
併用で体感温度を上げる|サーキュレーターと風向きと加湿
暖かい空気は天井付近にたまります。足元が寒いまま設定温度を上げると、電気代だけが上がります。サーキュレーターを天井に向けて回し、たまった暖気を下へ押し戻すと、設定温度を上げずに足元の寒さが和らぎます。
風向きも同じ考え方です。暖房の風は下向きにし、風量は自動運転にしておく。環境省の「しんきゅうさん」でも、暖房の風向きは下向き、扇風機やサーキュレーターの併用が案内されています。
加湿も、体感温度を上げる手伝いになります。湿度が上がると、同じ室温でも寒さの感じ方が和らぎます。加湿器を持っていない人は、洗濯物を室内に干すだけでも、湿度の底上げにはなります。
暖房器具の使い分け|エアコン中心で、こたつと電気カーペットは補助に
部屋全体を暖める役目はエアコンに任せ、こたつや電気カーペットは「いる場所だけ暖める」補助にすると、電気の使い方が整理されます。
| 器具 | 役割 | 使い方 |
|---|---|---|
| エアコン | 部屋全体を暖める | 室温20度を目安に、風向きは下向き |
| こたつ | いる場所だけ暖める | エアコンと併用し、つけっぱなしにしない |
| 電気カーペット | 足元だけ暖める | 「強」ではなく「中」を基本にする |
電気カーペットは、資源エネルギー庁の試算では「強」から「中」にすると年約5,770円の節約になるとされています。条件は3畳用で1日5時間です。こたつやカーペットを主暖房にして部屋全体を暖めようとすると、かえって電気代がかさみます。主と補助の線引きが、この節の要点です。
失敗しやすい3パターン
冬の暖房で、私がやりがちだった失敗は次の3つです。
- 設定温度だけを上げて、足元の寒さはそのままにする
- フィルターをシーズン中ずっと掃除せず、効きが悪いまま使い続ける
- こたつと電気カーペットとエアコンを同時に強運転にして、どれが効いているか分からなくなる
どれも、「寒いから上げる」という1つの操作で済ませたときに起きます。寒さを感じたときは、設定温度を上げる前に、風向き・サーキュレーター・フィルターの3点を確認する。確認の順番を決めておくと、電気代の上がり方が変わります。
固定費の見直し全体はこちらです。
管理人の実例|設定温度を上げる前に、確認の順番を決めた
私は、寒さを感じたらすぐ設定温度を上げる使い方をやめました。選ばなかったのは、室温の目安を気にせず、体感だけで温度を上げ続けるやり方です。
理由は1つです。設定温度を上げると、部屋全体の電気代が上がります。足元だけが寒いなら、サーキュレーターや風向きの見直しで済む場面も多い。全体を暖め直す前に、足元の寒さの原因を確認するほうが、電気代の上がり方が穏やかだと考えたからです。
とは言え、この記事を書いた時点で、私の家の冬の電気代の実額と、設定温度を変えた前後の請求額は未確認です。実額が分かれば、試算表の章を自分の数字に置き換えて書き直します。
まとめ|決めるのは室温の目安・掃除・併用の3点
- 室温20度を目安にし、設定温度と室温を区別する
- フィルターを月に1〜2回掃除する(試算では年約990円)
- サーキュレーターで暖気を足元へ回し、風向きは下向きにする
- こたつと電気カーペットは補助に回し、エアコン中心の使い方にする
この4点が決まれば、寒さを我慢せずに冬の電気代を抑えられます。最初にやるなら、今日の設定温度の確認と、週末のフィルター掃除です。
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※本記事の制度・試算情報は2026年11月1日時点のものです。節約額は資源エネルギー庁の試算条件によるもので、住宅の断熱性能や契約プランによって変わります。最新の試算は資源エネルギー庁の省エネポータルで確認してください。
























